耐久性

耐火性・気密性の向上と接合耐力の向上

APS工法の特長は耐久性能と気密性能を備えた構造です。

防火

火災時におけるアップルピンシステム(APS 工法)は木材の中心に金物が配置されているため熱の影響をあまり受けません。木材が燃える時に表面に形成される炭化層が、木材内部への酸素供給を制限し、断熱層として機能することで、延焼を遅らせます。木材が火災の熱から金物を守り、強度低下の発生を防ぐため、倒破を遅らせ、避難時間を確保し、消防活動の危険性を減らす事ができます。

気密

アップルピンシステム(APS 工法)は、在来工法や金物工法に比べ、ヒートブリッジの影響を受けにくい工法です。金物は熱を伝えやすく、在来工法や金物工法では、露出した金物がヒートブリッジにより結露を起こす場合があります。結露は金物のサビ、カビの発生による木材の腐れといった不具合の誘発要因となります。アップルピンシステム(APS 工法)は金物の露出を少なくし、ヒートブリッジの影響や貫通スリットを無くすことで階層間の空気の流れを抑え気密性や断熱性の低下を防いでいます。

APS工法
在来工法

APS の 6 つの特徴