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シンボルツリーのある家

中庭のある空間で時間を光と影で演出する

APS工法で建てる邸宅

APS工法の特性を活かし、閑静な住宅街に計画された住宅です。 前面道路が2方向あり、 角地という立地条件です。 車や人通りが多い道路に面しており、 防犯性能を軍視しながら光や風を多く取り入れたいという、 相反した希望がありました。 ご希望を叶えるプランとして、 外部に向けた開口部は最小限にし、 内部に光や風を取り込むことの出来る中庭を設けました。

お子様がまだ小さいご家族なので、 干渉しすぎない程度に子供の気配を感じていたいというご希望も併せて計画しています。住宅の中央に中庭を配置することで、 他人の視線を全く感じることなく、 採光と通風は確保され、すべての部屋に光と風を注ぎ込み、 中庭を通して、どの部屋にいても家族の雰囲気を感じることができる住宅となりました。

斜線がかかるため、 最上階は天井高さを確保し開放的にするために、 傾斜 天井と構造梁を現しでデザインしました。この梁は、最上階のリビンクだけでなく、 和室でも違和感なく溶け込んでいます。構造としては、 中央に大きな開口があり、 またインナーガレージの計画でしたので、 木造 3 階建てと同じ許容応力度の計算を行い、 建物の強度の確認をしています。中庭に植えたシンボルツリーは、 お子さんの成長とともに上に伸び、 葉をつけ、 家族の成長を見守る存在となることでしょう。

APS工法から生まれた木の家 建築データ
用途:専用住宅
敷地面積:107.39㎡ 
延床面積:152.17㎡
所在地:東京都目黒区
意匠設計:山嵜雅雄建築研究室
構造設計:手塚構造研究室
施工会社:有限会社秦建設

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